2024年04月04日
AirWay (気道)
歯科治療を受ける患者さんを注意深く見ていると、歯医者へ通う人は歯並びが良くない傾向にあるということに気付き、歯並びが良くない患者さん(歯医者へ通っている人)の殆どが奥歯に問題を抱えており、さらに睡眠時にいびき、歯ぎしり、食いしばりの傾向があり、中には胃食道逆流症(GERD)の方もいらっしゃいます。
歯並び、噛み合わせに問題を抱えている方の殆どは睡眠呼吸障害という問題も抱えている可能性が高く、気道まで計測できるCTによって撮影すると、起きている状態(平常時)で既に気道が狭くなっていることが確認できる場合があります。そうでなくても口腔内に異常所見が見られる方の多くは就寝時(横になると)気道体積が狭くなり睡眠呼吸障害を起こす可能性が高まる傾向にあると考えられます。
原因論を考えるならば子供の頃の骨格の成長・発育が十分でなかった人は姿勢や噛み合わせが悪く、それらは成長段階での気動確保の為の結果であるとも考えられる為、気道を診ることはかなり重要な意味を持ちます。
当院の歯科用CT撮影では気道体積の確認を容易に行うことができます。
*気道を写して体積を測定できる歯科用CTを所有している歯科医院はごく僅かです。
当院のCTは骨、神経など歯科治療に関する情報は勿論。気道を可視化して見ることができ、また、場合によっては鼻の通り(鼻中隔湾曲)(上顎洞炎)、アデノイド、扁桃腺、舌の位置など様々な箇所を診ることも可能です。
*被爆線量は出来るだけ少ない機器を使用してます。
勿論CTだけでは睡眠時の異常を計測することができません。睡眠呼吸障害を診るには睡眠検査も必要となってきます。
このような観点で治療している歯科医院はまだまだ多くありません。
伝馬歯科・矯正歯科では人生を考え、人生に影響のある歯科医療を行いたいと思っています。