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診療時間表 午前9:00〜12:30 午後14:00〜18:00 休診:水曜・日曜 木曜午後は14:00〜19:00 土曜午後は14:30〜17:30 ※毎月第一月曜日のみ 10:00〜の診療となります。

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お知らせ

乳児と歯医者の関係

生まれたての赤ちゃんは直ぐにお母さんの母乳を飲んで成長ます。
もちろん『歯』は生えていませんので『歯医者が介入するの?』と思われるかもしれません。
しかし、歯が生えてくる土台となる口の周りの筋肉や骨は生まれた時から成長しており、その成長により歯並びに影響があることを考えれば当然歯医者が初めに介入しなければいけないと思うのです。
まずは授乳(口を使う)の状態からしっかりとサポートすることが必要だと思います。
授乳時の赤ちゃんの口の動きは、

①「パクッと」くわえる(吸着)
唇を外側に開いて乳輪部分までしっかりとらえる
②舌を波打たせて乳首をおしつぶし、母乳を引き出す(吸啜(きゅうてつ))
ぜん動様運動で、しぼりだすようにして母乳を引き出す
③母乳を飲み込む(嚥下(えんげ))
舌の根元が上にあがり、母乳が食道へと流れ込む

①〜③を約0.7秒のサイクルで繰り返す事で母乳を飲んでいます。

この動作で最も重要なのは舌の動きで、この動きが筋トレとなり、舌の筋肉が成長します。

赤ちゃんの鼻が詰まっておらず、赤ちゃんが寝ている時に下唇の辺りを下方向へ押して赤ちゃんの口を開けて口の中を見てみると、舌が上顎にしっかりとくっついていることが確認できます。

この様に母乳育児をしっかりと行って舌が上顎にしっかりと着くことで上顎が前方向に成長していき、鼻腔が広くなり、(さらに鼻で息がしやすくなり)気道が広くなり、「多動、日中の睡魔、おねしょ、夜泣き、歯軋り、いびき、ADHD、ADD、学習」に良い影響を与え、歯並びもおおよそ綺麗に揃う(舌の形と頬、唇の筋肉により生えてきた歯が自然矯正される)骨格に成長します。

当院では虫歯の原因や歯列不正の原因を遡っていくと多くは骨格の問題(頭顔面発育障害)へと行き着くため、乳幼児期にしっかりと骨格の成長をさせることが『真の予防歯科』と言えるのではないかと考えています。

①〜③の授乳がうまくできない場合でも保護者の方の指を使ったお口マッサージを行うことで赤ちゃんの上顎の発達を促していくことができると思います。

哺乳瓶はあくまで母乳育児を『サポートする商品』であることを意識していただき、赤ちゃんの将来を見据えたお手伝いをして行けたらいいなと考えてます。

ここで注意点!

①〜③がうまくいかない場合、舌小帯短縮症の疑いがあります。これは舌の裏側にある一本の筋が舌先の方までくっついていて舌が思うように動かせない状態を言います。

経産婦で上のお子さんの母乳育児に異常がなかった場合、下のお子さんではお母さんは「この子は吸い付きが悪いかな・??」と感じられます。

舌の裏側の筋を見て突っ張っている様でしたら手術が必要かもしれません。一度受診されることをお勧めします。

歯並び、噛み合わせ、虫歯、姿勢、睡眠呼吸障害、ADHDなどは乳児期から大人が十分に観察し、対処していくことで防ぐことが可能だと思います。早ければ早い分だけトラブルは起こりにくくなりますし、トラブルが起きてもその対応は早く済むと思います。

1歳半検診を待たず、もっと早い段階から口腔機能へ注目していただけると、子供達の人生がより良くなるのではないかと思ってます。