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診療時間表 午前9:00〜12:30 午後14:00〜18:00 休診:水曜・日曜 木曜午後は14:00〜19:00 土曜午後は14:30〜17:30 ※毎月第一月曜日のみ 10:00〜の診療となります。

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お知らせ

歯科医療従事者の役割

歯科治療は歯を治していると思いますか?

歯科医師、歯科衛生士が『治します』と言っているので治ると思ってませんか?
残念ながら歯は治癒しません。

腕や脚を欠損した場合、治療をしたら生えてくることはなく、傷口が塞がることはあっても元の良好な状態になることはありません。

義手や義足をつけて欠損部位を人工物で生活をカバーします。
歯も全く同じで欠損した部分を人工物でカバーします。

しかし、人工物にはいつか寿命が訪れます。
新しいものに替えなければいけません。

直すことはできても治ることはないです。

健康保険で治療した場合『入れ歯は6ヶ月』『被せ物は2年』で作り替えができるシステムになっています。
つまり厚生労働省は国民皆保険で治療した場合の寿命を、入れ歯は半年、銀歯は2年と決めていることになります。

しかし、歯科技工士が裏で一生懸命人工物を作っているおかげで入れ歯は数年。銀歯は5年ほど口の中に残せているデータが取られています。

その歯科技工士の成り手もどんどん減っており、安く早く行っていた歯科治療にも変化が現れ始めています。

少数になった歯科技工士は良いものを適切な金額でしか請け負わない様になってきており、歯科医院もかつての様に多くの患者さんを診ることが良い時代ではなくなってきています。

『よい治療』を『しっかりと確実に』行い、患者さんの負担を減らしていくことが今後の歯科医院の大きな役割の一つとなるでしょう。

そのためには定期的に歯医者へ通うことよりも、
・睡眠中に掛かる歯への負担を理解する
・歯磨きをする意味
・歯周病を予防する意味
・骨格の発育、発達が歯並び、噛み合わせへ与える影響と虫歯、歯周病との関係
などを理解していただき

『真の予防は生まれる前からはじまっている』
『歯科治療に完治はない』
『健康保険を使った治療の実態(安くて良い治療など存在しない)』

を伝えるのが歯科医療従事者の役割だと考えます。