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診療時間表 午前9:00〜12:30 午後14:00〜18:00 休診:水曜・日曜 木曜午後は14:00〜19:00 土曜午後は14:30〜17:30 ※毎月第一月曜日のみ 10:00〜の診療となります。

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お知らせ

基礎・土台(骨、骨格、歯茎)が重要

当院では『AEFSB』の順番で審査・診断し、治療計画を立て治療を行なっていくことが大切だと考えています。

・AirWay(気道) 呼吸(睡眠にもたらす影響)。
・Esthetic(審美)見た目の美しさ。
・Function(機能)噛み合わせ。
・Structure(構造)歯質。
・Biology(生物学)骨格、歯茎の状況。
この5つの要素の頭文字を取ってAEFSBとしています。

審査・診断をしていくときはA→Bの順番に診ていき、
治療計画の立案はB→Aの順番で治療を行うようにします。

これはまるで家を建てる時と同じ順序と言えます。

家を建てる時は、先ずはどんな広さの土地にどんな家を建てたいか?何階建にするか?を大まかに検討して、内装はどうするか?どこに部屋を作るか?どんな壁紙にするか?窓はどこに作るか?を考えますよね?その後配線や配管を業者が考え、基礎工事の内容へと進んでいきます。

建築(家を建てる)時はその逆。

基礎工事をしっかりと行い、柱を建て、外装工事を行い内装を作り外観を仕上げます。

Biologyは基礎です。

Biology(
基礎)がしっかりしていなければ、何をどうしようがしっかりとした治療(工事)はうまくいきません。

歯周病や病巣、炎症や汚れ等。
歯を支える骨や歯茎(土台)に異常があればそこを徹底的に治療していきますがその中でも特に厄介なのが歯周病です。
歯周病は歯の周りの病気ですが痛みを感じないので、歯根の周りの骨が無くなってグラグラしてきても本人はあまり気がつきません。

土地に言い換えるならば、骨が沼のような状態になっています。

この沼を作り出す歯周病菌の親玉がレッドコンプレックスと言われる歯周病を進行させる3つの悪玉3菌衆のような細菌(P.g菌・Tf菌・Td菌)です。

その中でもP.g菌は、偏性嫌気性のグラム陰性桿菌で軟組織に侵入することが確認されており、強い病原性を有するとされています。
付着力が強いためバイオフィルムを形成しやすく、内毒素により歯の骨を溶かすほか、口腔内に悪臭をもたらします。ジンジパインと呼ばれる蛋白分解酵素を産生します。

P.g菌がいるかどうかが、病原性の高い歯周炎かどうかの分かれ目となると言えます。

この菌数をPCR検査するのが『オルコア』という装置です。

先ずはBiology(生物学)   骨格、歯茎の状況をしっかりと整えるため検査を行い、コントロールして沼を綺麗な土へと変えていくことが大切です。